お風呂の汚れ①「汚れ落としの順番」
お風呂汚れの成分を知る
浴室内には複数の汚れが混じり合っています。
石鹸カスの中には人の皮脂汚れが多く含まれています。また、水道水の成分(炭酸カルシウム、他)からなる水垢も混ざっています。それにカビもあります。
市販の一般的なお風呂洗剤は石鹸カス、皮脂汚れを落とすための洗剤です。それでも長く蓄積された汚れはなかなか落ちません。また水垢は落ちませんし、洗剤の成分が残るとそれが水垢の原因になったりもします。
最大限の効果を出すための方法
家庭で出来る範囲で最大限の効果がある掃除は
「汚れ落としの順番」と「洗剤+道具」
今回は「汚れ落としの順番」を紹介します。
①お風呂洗剤で浴槽、洗い場、体を洗う側の壁(*高さ120cm位まで)をスポンジでよく洗って下さい。イスや洗面器など白く石鹸カスが着いているようなところは洗剤をつけて、しばらくおいて下さい。(洗剤が乾かないようにラップで覆うとより効果的)その後、イスや洗面器をスポンジで擦って下さい。
②シャワーで水洗いして綺麗に洗剤成分を流して下さい。
③次にカビ取りをします。カビ取り剤をカビの生えているところにかけて、しばらく放置した後に水でよく洗い流して下さい。(ゴムパッキンについては次回の「洗剤と道具」にて紹介)
④水垢取りをします。(詳細は次回の「洗剤と道具」にて紹介)
水でよく洗い流して下さい。(*洗う時に飛び散る石鹸の泡が付着する高さ)
掃除する順番がある理由
どうして順番があるかというと・・・
お風呂汚れの一番表面は石鹸カスと皮脂汚れです。これらを落とさずに、他の汚れ落としをしても、表面のこれらの汚れが邪魔をして洗浄成分が到達せずに効果が半減してしまいます。
ですから、「まず石鹸カス、皮脂汚れを落とす。次にカビを取る。そして水垢を取る。」という具合にそれぞれに合った洗剤で一枚ずつ剥がして取っていくイメージです。
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