知らないと恐い入浴剤の害
名医よりスゴイ入浴剤の効能?!
今からの寒い季節は、お風呂が楽しみですよね!入浴剤を入れて、温泉気分を楽しんでいらっしゃる方も多いでしょう。
ところで、体に直接触れる入浴剤は、何から出来ているのでしょうか?
入浴剤のスゴイ効能と怖い成分
入浴剤には、たくさんの効能が書かれています。
- 疲労回復
- 冷え性
- 肩のこり
- 腰痛
- 神経痛
- リウマチ
- 痔
- 荒れ性
- あせも
- しっしん
- にきび
- しもやけ
- あかぎれ
- うちみ
- くじき
医者でも治療するのが難しいものが、いくつかあります。
どのような成分が入っていると、こんなにいろんな症状に効能があるのかと思いますよね。
入浴剤は温泉のお湯の成分を取り出して作っていると思われている方もいると思います。
特に「○○温泉の湯」など各地の名湯を謳っている商品もあるので、そのように思うのもごく自然だと思います。
しかし、実際に入浴剤の成分表示を見てみると、多少の差はあってもほとんどの商品が下記のような成分内容で、化学的に作られたものです。
【成分】
(有効成分) 乾燥硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム
(その他の成分)プロピレングリコール、サリチル酸、合成着色料、香料
医薬部外品の入浴剤は、(有効成分)と(その他の成分)を分けて表示します。
有効成分とは、その成分が体に対して穏やかに作用があるという意味です。
ということは、入浴剤の効能の成分は、乾燥硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムの二つだけです。炭酸水素ナトリウムとは重曹のことです。皆さんがお掃除やお料理などに使っているものです。
この二つでこの効能とはにわかに信じ難いですよね。
実は天然温泉でいわれている効能・効果をそのまま持ってきているらしく、厚生労働省も製造メーカーも、効果・効能については確かめてはいません。
化学物質風呂に浸かる恐怖
次に注目したいのが、その他の成分です。
これらの成分はお肌につるつる感を与えたり、お湯に色や香りを付けるために入っています。つまり効能とは別物です。
もちろん別物でも害がなければ良いのですが、実はこれらは結構ヤバイのです。
- 合成着色料(タール色素)
・・・アレルギーやぜんそくを引き起こす。 - プロピレングリコール(保湿剤)
・・・カブレなど肌の炎症を起こす。 - 香料
・・・気分が悪くなったり、頭痛を引き起こす。 - サリチル酸
・・・染色体異常を誘発する。食品添加物としては使用禁止。
これらの化学物質がお湯と一緒に汗腺や毛穴を通して体内に吸収される可能性があります。こんな化学物質風呂にあなたはゆっくり浸って、一日の疲れを癒せますか?
安全な入浴剤は身近なもので
このような化学物質たっぷりの入浴剤を買うよりも、安全で手軽な入浴剤は重曹です。
浴槽のお湯に対して重曹カップ1/2程度を入れるだけ。お湯がやわらかくなり、体をあたためて、湯ざめしにくくなります。先程の成分のところでもわかるように、市販の入浴剤の成分は重曹が主成分として入っています。
余分な化学物質を排除して、重曹だけを入れれば、安全な入浴剤が安価で出来るのです。
香りがないのがさみしい方は、良質なアロマオイルを一滴入れてもいいでしょう。
重曹はお風呂の汚れも落としてくれるというおまけも付いています。
まとめ 体にやさしい入浴剤は重曹+アロマオイル
中には、有効成分がしっかり入れてあり、不要な化学物質を排除してある入浴剤もあるかと思いますが、なかなか通常行く量販店ではそういう入浴剤にお目にかかることはありません。
まずは、裏面の成分表をよく読んでみることをおススメします。
もし分からない時は、重曹+好きな香りのアロマオイルを自分で選ぶことで、心身ともに気持ちの良いバスタイムが楽しめると思います^^