お風呂の汚れ② 「洗剤+道具」
家庭用洗剤を使って最大限に汚れ落としの効果を高めるには、
前回紹介した「汚れ落としの順番」が大切ですが、それと合わせて道具も必要です。
水垢の落とし方
水垢は家庭用お風呂洗剤(中性)では残念ながら落ちません。皮脂汚れや石鹸カスを落とすための洗剤で水垢を取るのは無理です。業務用洗剤のように強い酸性の洗剤であれば落とせますが、強い洗剤ですので一般家庭での使用は難しいです。
そこで家庭で水垢落としをする方法です。
<用意するもの>
軽い水垢の場合・・・
・クエン酸(クエン酸は100円ショップで売っているので十分です。)
・メラミンスポンジ
しつこい水垢の場合・・・
・クリームクレンザーと
・網目ヤスリ(#600~#1200)
<軽い水垢>
クエン酸と水を混ぜてクエン酸水を作り、水垢にふりかけます。上からラップで覆って湿布すると乾燥を防いでより効果的です。しばらく経ってからメラミンスポンジ等で擦り落としてきれいに洗い流します。
<しつこい水垢>
化学的に落とすよりも物理的に落としていきます。研磨をします。
クリームクレンザーと網目ヤスリを使います。(鏡や金属部分には絶対に使用しないで下さい)
水垢の部分にクリームクレンザーを少量つけて2.5cm角に切った研磨ヤスリで擦っていきます。しばらくするとザラザラした水垢が落ちていきます。(光沢は多少損なわれますので、気になる方は確認のため目立たないところでテストして下さい)
研磨後はクリームクレンザーの成分がなくなるまで水で十分に洗い流して下さい。
様々なシーンで活躍する網目ヤスリ
※ 網目ヤスリはホームセンターなどで簡単に手に入ります。A4位のサイズで300円位です。ハサミで2.5~3cm角に切って使いますので、かなり使い出があってリーズナブルです。
お風呂の水垢取り以外にもいろんなところで使えますので便利です。
選ぶ時に番手(粗さ)というものがあって、用途によって使う番手が変わります。番手の数字が小さいほど目が粗くて、汚れ落ちはいいが傷が入り易い。番手の数字が大きいほど目が細かくて、番手の小さいものより汚れ落としに時間は掛かるが傷が入りにくいという特徴があります。通常、お掃除に使うのには#600~#1200がいいでしょう。
長くなりましたので、続きは次回にご紹介します。
記事提供: